劇団群青 第二回公演「A・R―芥川龍之介素描―」
いよいよ本日、初演を迎えます・・・!!
上演に先立ちまして、読んでいて損なし!な芥川作品を紹介します。
(なんだか、ブログの改行ができない・・。見にくくてすみません)
芥川は、古今東西のさまざまな文学を材料にし、独自の解釈を加えて短編小説に書きあげる天才だったようです。
そんなに長い作品はありません。ご来場の前に、今一度読み直してみてはいかがでしょうか!?
会場にも、原作が読めるコーナーを設置する予定です!!
そして、便利なインターネット。→青空文庫 芥川龍之介
●「鼻」
―禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない―
華々しく文壇デビューを飾る、芥川龍之介の代表作。
●「羅生門」
―下人に行方は、誰も知らない―
言わずと知れた、高校国語教材の大定番。改めて読み返してみては!?
●「蜘蛛の糸」
―ある日の事でございます―
児童文学と侮れない。実はドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の一説が下敷きになっているとか。それはねぎだったとかたまねぎだったとか。
●「杜子春」
―唐の都洛陽の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました―
とししゅん、なんて言いにくい名前であろうか。まったく、役者泣かせな。
●「地獄変」
―地獄変の屏風と申しますと、私はもうあの恐ろしい画面の景色が、ありありと眼の前へ浮んで来るやうな気が致します―
『宇治拾遺物語』の「絵仏師良秀」を下敷きに書かれた「王朝物」の代表作。
芥川の芸術観が、色濃く表れています。
●「歯車」
―それは僕の一生の中でも最も恐しい経験だった―
「或阿呆の一生」とともに、晩年の心境を書きつづった遺稿。作品を読み解くキーワードがちらほらと。
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