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2017年11月23日、24日 第4回本公演「潮時」@西条公会堂
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立て続けに。
今回の作品のテーマとなった
友達のことについて、書きました。

ある夏の、三人。



例のごとく折りたたんでおります。







●友達のこと

前々回のブログの内容に続くのですが、
「ゴドーは待たれながら」からつながる「潮時」
自分と他人との間にある「川」について
やっぱり私は考えていました。

中でもとりわけ「友達」との関係について、この一年本当に考えました。
いえ、十年くらいずっと考えていたかもしれません。

家族のように毎日接する人でもなく、
恋人のように「好き」という感情にこだわるわけでもなく、
仕事やサークルの仲間のように同じ目的に向かって励むわけでもなく
また初めて会う他人のようによそよそしくもなく。
学生時代は、まだ毎日会えるからいい。
学生時代、その後の友達と、みんなどうやって「友達」でいるのだろう。
仕事も、住む場所も、ライフステージも、遠く離れてしまった友達と。
気づかないふりをしたり、まぁ、こういうものかと思いこませたり、
いつまでも幼い自分を恥じたり、それでもやっぱりさみしくもあったり。

「潮時」の三人は、それぞれのタイミングで、
それぞれの間にできた仕舞った距離(=川)を実感します。
雪平と、立花は、長い時間をかけてそれを受け入れる。
三日月は、もしかしたらそれを待てなかったのかもしれません。


●三日月のこと

三日月のことは、実話ですか?と尋ねられることもあるのですが、
私の実話だったとしても、誰の身にも起こらない話ではないのです。
どうすればよかったのか、何を考えていたのか、どんな気持ちだったのか。
考えても考えても、もう答えてはくれません。
私は友達のことを、そのまま描けるはずもないのです。

雑音交じりのハイウェイラジオを背景に、花を作る。
箱を開けても開けても、白い花しか出てこない。

「三日月君の気持ちが、痛いほどわかる。」
そう言ってくださった方がいらっしゃいました。
それも、一人ではありません。
そして三日月のことを思う雪平、立花についても、
本当にいろんな方から感想を頂戴し、
ご自分の「友達」についていろいろ思うことを聞かせてくださいました。
それが、私たちよりも年上の方、人生の先輩からも、
あの頃の日々を思い出したという風なお言葉も頂戴しました。

あぁ、よかった。書いてよかった。
群青のみんなで、形にできてよかった。

どうか、この共感が、皆様の友達に伝わりますように。
どうか、お願いします。

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